感動体験を、
ぜひみなさんに伝えたい。
「造り手の想い」に打たれた、スコットランド研修

私は大阪南支店を拠点として、大阪・和歌山エリアを中心に営業活動をしております。大阪エリアでは一般酒販店様のルート営業を中心に活動しており、和歌山エリアでは大型ドラッグストアチェーン様への営業を主に担当しています。
私の営業スタイルですが、提案する商品はあらかじめ数種類決めておき、そこから厚めに売るものを選定することが多いでしょうか。やはり市場的にも伸びている、ウィスキーに注力していますね。
個人的に思い入れの深いお酒は、三陽のプライベートブランド(PB)でもある「SPEY BURN(スペイバーン)」です。少し前に、スコットランドのウィスキー蒸溜所をめぐる研修のメンバーに選んでいただいたのですが、そこでスペイバーン蒸留所を訪れた際の体験がとても印象に残っています。
蒸溜所では所長自らが案内をしてくださったのですが、徐々に気分が乗ってきたのか、よほど自信があるのか、「これ、美味しいよ」や「これをぜひ飲んでほしい」と。
ついには「これまでいろんな蒸留所で働いてきたけど、これが一番美味しいウィスキーなんだ」と説明を受け、数十年間熟成されたとても貴重な原酒を樽からグラスに注いで頂いたものを味わった時は、それはもう感動の美味しさでしたね。
それからは「あの感動を、ぜひみなさんに伝えたい」と強く想いました。そうした経緯もあって、今年は特にスペイバーンを重点的に売っていきたいと考えています。
コロナの在宅期間中、
会長から「直電」がかかってきた
三陽物産の社員は、みなさんフランクで、コミュニケーションに垣根を感じることがほぼ無いことが、大きな特徴だと思っています。
人数がそこまでは多くないこともあってか、営業同士も支店を越えて互いに顔を知っています。その為、連携という面でも非常にやりやすい環境だと言えますね。
20代の頃に、他の支店の方からアドバイスをいただいたこともありますし、指導をしていただいたこともあります。もちろん一緒にお酒を飲むことで生まれた連帯感も、お酒の会社で勤める私にとっては、大きな武器だとはっきり言えます。
実際、何かあれば一営業から専務や常務にも直接電話をして相談できる会社も、なかなか無いと思いますね。
また、コロナの在宅期間中には会長から電話がかかってきて、「大丈夫か?」と声をかけていただいたこともあります。ひとりひとりに直接電話をされていたらしく、「声が聞きたかったんだ」と。そうして気にしていただけると、やはり嬉しいものです。
私たちが感じている三陽物産の「人の魅力」も、そういうところにあるのかもしれません。こうした環境で働いていると、自然と「ひとを大切にする人間でありたい」と思いますからね。私自身、部下を管理する立場でもあります。しかしながら、部下である2人がそれぞれタイプも全く異なっている為、それこそ画一的なやり方では通りません(笑)。
やるべきことは同じでも、言い方やタイミングを変えることで、伝わり方も手ごたえも大きく違ってきます。その上で、もちろん支店長の意図も汲みながら課員への周知が円滑に進むように心掛け、何よりもメンバー全員の生産性が上げていき、わたしも、わたしの務めをしっかり果たしたいと思っています。
想い入れの深い「スペイバーン」を
No.1ブランドにしたい今後、仕事の上で実現してみたいことは、将来的に三陽物産の取り扱うPB 商品の中から、No.1ブランドをつくることです。個人的にはやはり、先述したスペイバーンを一番に推していきたいと思っていますね。蒸溜所での体験や造り手の想いを多くの方にお伝えしたいですし、私の課員にもそういった話をすることで、より販売に力を入れてもらいたいと考えています。
「個」では無く「組織」として、大きな結果を達成していきたいですし、その上で自身の想い入れも大切にしながら、これからも業務に取り組んでいきたいと思っています。
「知らない企業」こそ、どんどん調べて
訪れてほしいと思います
2008年に三陽物産に入社して社会人になりました。酒類業界に身を置く中で、新商品や最新トレンドはもちろん、例えばウィスキーの蒸留所、日本酒や焼酎の酒蔵など、様々な出会い・体験を繰り返す日々を過ごしております。
そうしてジャンルを問わずあらゆる酒類に関する見聞を深めていくほどに、規模や数字だけではない「品質」や「味わい」に、私自身驚くばかりでした。就活生のみなさんも就職活動をしていく中で、「自分の知らない企業や業界が、これほどまでに沢山あったのか」と強く実感されたのではないでしょうか。しかし、どうしても志望業界や職種からの情報収集となる為、やはり視野が狭くなってしまいがちです。
だからこそ、まずはいろいろな会社を見て、調べて、訪れて、商品そのものを経験してみてください。実際に社会に出て働きだすと、意外なところで意外な会社・業界が繋がっている場面に遭遇します。自身がその一員であるように、皆さんも是非、未知の企業に手を伸ばすことを恐れないでください。
その経験が、拡げた視野が、選んだ企業でも、必ず活きてくると思いますよ。
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OFFの過ごし方
私は仕事とプライベートをきっちり分けて考えるタイプなので、休み中はあまり仕事のことを考えないようにしています。子どもたちがまだ小さいので、一緒に公園に遊びに行くことが一番リフレッシュできる時間になっています。
また、料理が趣味なのですが、週末は私が料理当番なこともあり、お酒のアテをつくりながらひとりで飲むことがあります。まだ明るいうちからサッカー観戦でもしつつ飲み始めることが最高に贅沢かもしれません(笑)。そういう時は「豚キムチ」といった簡単につくれて味が濃い、ビールやハイボールに合うメニューを選びます。
残念ながら妻はお酒を飲まないのですが、それはそれで、これもちょっとした「自分だけの時間」だと楽しんでいます。